後遺障害に関するQ&A

後遺障害に関するQ&A

Q後遺症と後遺障害は違うの?

A

 後遺症と後遺障害は違う意味でつかわれていることが多いです。

 後遺症は,負傷した後に残ってしまった症状全般を指すのに対し,後遺障害は,交通事故による負傷後に残ってしまった症状であり,後遺障害等級認定を受けるなどして,逸失利益や後遺障害慰謝料などの賠償が受けられるものを指していることが多いです。

 ただし,用語の使用者によって,意味が異なることがあるので,注意が必要です。

Q後遺障害についての賠償にはどのようなものがあるの?

A

 後遺障害についての賠償には,後遺障害慰謝料と逸失利益があります。

 後遺障害慰謝料は,後遺障害が生じたことに対する精神的苦痛の賠償,逸失利益は,後遺障害により収入が減少したことに対する賠償です。

 逸失利益は,交通事故被害者の方の状況等により認定されないことがあるので注意が必要です。

Q弁護士は後遺障害等級認定に対応してくれるの?

A

 弁護士は,後遺障害等級認定申請を交通事故被害者の代理人として行うことができます。

 ただし,後遺障害等級認定申請を適切に対応し,適切な後遺障害等級認定を受けるためには,医学的知識,後遺障害等級認定についての知識等が必要となることがあります。

 交通事故を専門としている弁護士でも,後遺障害等級認定申請に対応していないこともあるようですので,注意が必要です。

Q異議申立はどのようにすればいいの?

A

 異議申立自体は,通常の後遺障害等級認定申請の際の手続きと基本的には同じような手続きとなります。

 ただ,異議申立の場合には,新たな証拠を提出して行いますし,自賠責でも慎重に判断されることが多いため,比較的通常の後遺障害等級認定申請の場合よりも結果が出るまでに長期間かかることが多いです。

Q労災で等級が認定されれば自賠責でも等級が認定されるの?

A

 労災で後遺障害の等級認定がされたとしても,自賠責で後遺障害の等級認定がされるとは限りません。

 労災の等級認定基準と自賠責の等級認定基準は似ているようで実は違います。

Q自賠責で後遺障害が認定されなければあきらめるしかないの?

A

 自賠責で認定されなくても,後遺障害について賠償を得られることはありますのであきらめる必要はありません。

 自賠責以外の後遺障害等級認定方法としては,労災で等級認定を得る方法や裁判所に後遺障害についての賠償を認めてもらう方法があります。

 労災は使える場合が限られていますし,裁判所で認めてもらう方法はかなり難易度は高いです。

 特に裁判所での認定を求めるのであれば,やはり経験豊富な弁護士に依頼をするべきでしょう。

Q弁護士法人心はどうして後遺障害に詳しいの?

A

 弁護士法人心では,後遺障害に特に力を入れているからです。

 弁護士が研鑽を積んで後遺障害に詳しくなっているだけでなく,自賠責保険の後遺障害等級認定審査をしている損害保険料率算出機構出身の職員もおり,自賠責保険の後遺障害等級認定の仕組みを踏まえたうえでアドバイスをしています。

 

 より詳しい情報を知りたい方は,こちらをクリックして後遺障害に関するお役立ち情報もご確認ください。

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